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猫預金はありますか?

日付: カテゴリ:キャッテリーの日常
子猫のお問い合わせをくださった方に、「お家はペット飼育可ですか?」というような質問と同時に「猫預金はありますか?」とお聞きすることがあります。

猫だけでなく、ペットを飼うにあたっては、少なからずお金がかかります。

ずっと健康でいてくれれば良いのですが、医療費は場合によってはかなりまとまった額が必要になることもあります。

現在はペット保険もたくさんありますが、以前は腎臓や皮膚病など長期にわたって治療が必要な疾患は大変でした。


10年以上前に先輩ブリーダーさんに聞いた話しです。

子猫をお譲りしたオーナーさんから、1年近く経ってこんな内容のメールが届いたそうです。

「皮膚病にかかって随分長く通院して治療しているが、なかなか治らない。猫の購入金額より治療費の方が高くなってしまったので、もうこれ以上は払えない。健康な子猫と交換してほしい」

「生体保証」は、今はほとんどのブリーダーさんが保証していると思いますが、それはあくまで遺伝的疾患によるものについてで、後天的にオーナーさんにお渡ししてから発症した病気については、保証はしていないと思います。

それよりもまず一番驚いたのは、「購入金額より治療費が高くなったから払えない」という考え方です。

では、拾った子にはお金はかけられないのでしょうか?

50万円で購入した子なら、20万30万でも払えるのでしょうか?

それでは、「修理するより新しく買った方が安い」と考える家電製品と同じです。

結局そのブリーダーさんは、猫を引き取り、新しい子猫は渡さなかったそうです。


私がお尋ねする理由は、預金通帳を見せてくださいということではなく、「お金」に対する考え方をお聞きしたいのです。

実際には、「譲渡金額」と引き換えに「猫」をお渡しするわけですし、日本の法律では「猫」は「モノ」と同じ扱いですが、私にとってはかけがえのない「命」です。

そのかけがえのない「命」の「重さ」をわかってくださる、共有してくださるオーナーさんにお渡ししたいので、不躾だと思われる方もいらっしゃることは承知で、お聞きしています。
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猫舎紹介文

国際的に認められている血統登録団体であるTICA・CFAに登録し、メインクーンを専門にブリードしている小さなキャッテリーです。
子猫たちは、なによりもまず「心身ともに健康であること」に留意して育てています。
当キャッテリーのブリードメンバーは、遺伝子検査をクリアしている猫、もしくは遺伝子検査をクリアした両親から生まれた猫のみです。
一般家庭で家族として、子猫も成猫も一緒に生活し、新しい飼い主さんのご家庭でも家族の一員としてお迎えいただけるよう社会性のある、おおらかな猫に育てることを心がけております。
メインクーンは長毛大型種です。
定期的なシャンプー等毛の手入れも必要ですし、水をかき出しながら飲む子も多いので掃除も大変です。
種としての特性を十分理解し、欠点も長所も含めて、この素晴らしき「ジェントル・ジャイアント」を愛してくださる方とのご縁をお待ちしています。

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